オーストラリア政府は、中国軍のヘリコプターがオーストラリア軍のヘリコプターに接近したとして中国政府に懸念を伝えたことを明らかにしました。

オーストラリア国防省は、今月4日、オーストラリア軍のヘリコプターが黄海上空を飛行中、中国軍のヘリコプターが「安全が確保できない距離まで接近したため回避行動をとった」と発表しました。

現場は公海上で、オーストラリア軍は北朝鮮に対する国連制裁を監視する活動を行っていたということです。

オーストラリア政府は「安全を脅かすものであり、乗員を危険にさらす行為」だとして「中国政府に対し、懸念を表明した」ということです。

これに対し、中国国防省は「オーストラリアは事実を歪曲している」と主張、「強い不満と断固たる反対を表明する」という内容の報道官談話を発表しました。談話では「オーストラリア軍が挑発を続け、中国の国家安全を脅かしている」と反論、「中国軍の行動は国際法に沿ったものだ」と主張しています。

中国軍は、2024年5月にもオーストラリア軍のヘリコプターに照明弾を投下したほか、2025年2月にも南シナ海上空でオーストラリア軍の哨戒機に照明弾を投下しています。