緊迫する中東情勢の影響についてです。経済の専門家は、ホルムズ海峡が実質的に封鎖されたことで、「原油価格が上昇し、比較的早いタイミングで価格転嫁される」と指摘しています。

アメリカとイスラエルによるイランへの攻撃。これに対しイラン側は、原油タンカーが通るホルムズ海峡を封鎖したと宣言しました。

七十七リサーチ&コンサルティング田口庸友首席エコノミスト:
「原油価格が上昇しているので、石油製品、ガソリン、軽油、灯油の価格が上昇する。それも比較的早いタイミングで価格転嫁されてくる」
経済の専門家は、日本は輸入する原油の約8割がホルムズ海峡を経由しているため、影響の大きさは、ロシアによるウクライナ侵攻が始まった時以上だといいます。

七十七リサーチ&コンサルティング田口庸友首席エコノミスト:
「ロシアは資源大国だがロシアからの原油の輸入は比較的大きくなかった。今回はホルムズ海峡が実質封鎖され、状況が悪化すればガソリン価格が今150円前後だが、200円近くまで上がる可能性もある」
田口さんは、影響を一番受けるのは運輸業だが、幅広い分野にインフレ圧力がかかる可能性があると危惧しています。

七十七リサーチ&コンサルティング田口庸友首席エコノミスト:
「軽油などを使っていて、去年暫定税率が廃止され、安くなった分が帳消しになってさらにプラスになる。日本の物流は9割がトラックが担っている。配送料に転嫁した時に最終製品の価格に転嫁される。幅広くいろいろな分野にインフレ圧力がかかる」

この影響は仙台市内の再開発にも及ぶ可能性があるといいます。
七十七リサーチ&コンサルティング田口庸友首席エコノミスト:
「資材価格も石油製品が上がることによって材料として使っているものが値上がりしてくると建築コストも上がってくると考えられる。そうなってくると今後の計画にまた支障をきたすのでは」

田口さんは、先が見通しにくい中では企業が設備投資をためらったり家計でも消費を控えたりと、景気を冷やす要因が増えると話します。そのうえでパニックのような行動を起こしてしまうと、状況が更に悪化してしまうので、まずは状況を冷静に見極め、過剰な行動に走らないようにしてほしいとしています。














