アメリカやイスラエルによるイランへの軍事攻撃が続くなか、中国の王毅外相がイランのアラグチ外相と電話会談し、「イランが主権や安全を守ることを支持する」と表明しました。
中国国営の新華社通信によりますと、電話会談は2日、イランのアラグチ外相の求めに応じて行われました。
会談でアラグチ外相は「アメリカの行為は国際法に違反し、イランにとってのレッドラインを越えた」と主張。「イランに他の選択肢はなく、全力で自衛しなければならない」と反撃を正当化しました。
そのうえで、「地域の緊張が高まらないよう、今後も積極的な役割を果たすことを望む」と中国に対し事態の鎮静化に向け動くよう求めました。
これに対し、王毅外相は「中国は両国の伝統的な友好関係を重視しており、イランが主権や安全、領土の一体性や民族の尊厳を守ることを支持する」と応じたうえで、「アメリカとイスラエルに対し軍事行動を直ちに停止するよう促している」とイラン側に説明したということです。
また、新華社通信は王毅外相が2日、フランスのバロ外相とも電話会談したと報じました。
会談で王毅外相は「イランの核問題は最終的に政治的、外交的な解決の道に戻らなければならない」と述べ、中国とともに事態の緩和に向け行動するよう呼びかけました。
さらに、アメリカとイランの協議を仲介していたオマーンのバドル外相とも電話会談し、「当初の姿勢を変えることなく和平を促すための仕事を続けることを支持する」と伝えたということです。
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