アメリカのトランプ大統領はなぜ、攻撃に踏み切ったのでしょうか。ワシントンから中継です。
トランプ大統領は「壮大な怒り」作戦と名付けた今回の攻撃の目的について、現在のイランの政権の打倒だと明確に表明しました。
アメリカ トランプ大統領
「アメリカ軍はイランで大規模な軍事作戦を開始した。我々の目的はイランの政権による差し迫った脅威を排除することにより米国民を守ることだ」
トランプ大統領はこれまで軍事介入の目的については▼イランの反政府デモに参加する人々を保護するためなのか、▼イランの核開発を止めるために関連施設を攻撃するのか、▼それとも現在のハメネイ師を頂点とするイランの体制の転覆をはかるのか、はっきりと示していませんでしたが、今回、「政権の打倒」を目指すことを明言しました。
去年6月の攻撃でイランの軍事力が弱体化したとみているほか、反政府デモなどから国民の支持も離れているとみて、体制の打倒は可能だと判断したものとみられます。
ただ、今後、トランプ氏の狙い通りに進むかは極めて不透明です。
まず、トランプ政権は地上部隊の派遣に踏み切ることは避けたい考えですが、多くの軍事専門家は空爆だけでは政権を崩壊に追い込むのは難しいと指摘します。
また、仮に現在の政権が倒れたとしても、その後の現地の治安維持には地上部隊の駐留は欠かせません。
すでにイラン側が反撃を始めていることもあり、トランプ氏としては避けたい、中東での大規模な戦闘に引きずり込まれるリスクが出てきています。
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