普段は住宅、災害時には「応急仮設住宅」に早変わりする「動かせる家」が登場です。移動式木造住宅「ムービングハウス」の供給拠点が、岡山市東区に誕生しました。

南海トラフ巨大地震に備える新たな取り組みです。災害時に応急の仮設住宅にもなる移動式の木造住宅ムービングハウスです。

(瀬戸大輝記者)
「注目すべきはその性能です。木造ならではの温もりはもちろん、耐震性や断熱性にも優れているといいます」

耐震性は最高ランクの等級3。断熱等級は7段階のうち6と、寒い地域の一般住宅並みの性能を兼ね備えています。さらに、移動式のため災害で設置の要請を受けた際、約2週間で仮設住宅として利用できるといいます。

(ウッディワールドのざき 野崎健太郎社長)
「ただあるだけではなく、快適に過ごせる空間を提供したいと思いまして、つらい思いをしている方が少しでも気苦労を取れるような空間を提供できる住宅になると思っています」

ムービングハウスは2018年の西日本豪雨で、応急仮設住宅として初めて導入され、その後九州豪雨や能登半島地震でも多く設置されました。今回、南海トラフ巨大地震に備えようと、岡山市で建築資材などを販売するウッディワールドのざきが、日本ムービングハウス協会とともに岡山と四国への供給拠点を設置。ハウスの製造拠点は香川県さぬき市に置かれることになりました。

(ウッディワールドのざき 野崎健太郎社長)
「四国も岡山以上に災害リスクが非常に高いエリアです。岡山だけ良ければいいではなくて、近隣のエリアが被害を被った際にも何か助けができるような取り組みをしていきたい」

今後は、各自治体などと連携し、災害時に迅速に対応できる体制を構築していきたいとしています。