茨城県境町の草むらに男性の遺体を遺棄したとして男6人が逮捕された事件で、警視庁は、このうち2人について、男性を誘拐し暴行を加え殺害した疑いがあるとして、殺人などの疑いで再逮捕しました。

この事件は去年6月15日、男6人が茨城県境町の草むらに東京都練馬区の職業不詳・松永淳さん(当時48)の遺体を深さ2メートルの土の中に埋めたとして、死体遺棄の疑いで逮捕されたものです。

殺人と営利目的誘拐の疑いで再逮捕されたのは、住居不定・無職の梅田彰吾容疑者(33)と石川県小松市の職業不詳・熊崎聖矢容疑者(27)です。

梅田容疑者と熊崎容疑者は共謀し、去年6月11日から13日にかけて松永さんの自宅へ行き「ちょっと話をするか、1回外に出ようか」などと言い、外に出てきた松永さんをワンボックスカーに連れ込んで誘拐した疑いがもたれています。さらに、梅田容疑者らは車内で松永さんの頭を足で蹴るなどして殺害した疑いが持たれています。

警視庁によりますと、梅田容疑者のスマートフォンからは松永さんがビニール紐で手足を縛られ激しい暴行を受ける様子の動画が残っていたということです。

この事件では、東京・新宿区の無職・只野歩架容疑者(25)も松永さんと連絡を取り、誘拐にかかわった営利目的誘拐の疑いで再逮捕されています。

警視庁は、梅田容疑者が自身の知人女性と松永さんが関係を持ったことに腹を立て、松永さんが持っていたとされる違法薬物に関わる利権を奪う目的で犯行を計画したとみて調べています。

取り調べに対して梅田容疑者は黙秘していて、熊崎容疑者と只野容疑者は容疑を否認しています。