連日の大雪で屋根に積もった雪ですが、雪解けが急速に進むこれからの時期、注意しなければいけないのが、屋根からの落雪や雪下ろし中の事故です。


菊地正智カメラマン(18日)
「屋根から流れ落ちた雪でしょうか、建物と建物の間に、雪が大量にたまっています」

札幌市白石区では、18日会社の倉庫で屋根からの雪下ろしをしていた3人が雪に埋まり、1人が死亡しました。
この時期、屋根に積もった雪はどれだけ重く、危険なのか。

建物の雪対策などを研究する北海道科学大学の千葉隆弘教授が実験の様子を見せてくれました。
北海道科学大学 千葉隆弘教授
「器具を使って切り出してみたいと思います」

2025年末から19日までに積もった雪の層を掘り、100立方センチメートル当たりの重さを測ります。層の一番上、19日降ったばかりの雪の重さはどのくらいなのでしょうか。

北海道科学大学 千葉隆弘教授
「約15.5gなので(密度は)0.15g/cm³」
一方で、地面に一番近い、年末に降った雪の層の重さは…。

北海道科学大学 千葉隆弘教授
「42.3g、100で割ると密度になる。約0.42g/cm³。水は1g/cm³なので、結構重たい。雪の重さで圧密されて空気が抜け、氷の密度が高くなって重くなる」
さらに、中間層の1月8日や25日に降った大雪の層は、意外にも、最も重い約50gでした。

千葉教授は、この層が今も住宅の屋根の上に残っている可能性があると指摘します。
水分を含んだ雪はどれほど重く感じるものなのでしょうか。


三栗谷皓我 記者
「実際に雪の重さを体験してみたいと思います」

「完全に腰まで埋まったが、1つ1つの雪の塊が、下で完全に大きな一つの塊になっていて全く身動きが取れない…」
千葉教授は、この時期の雪を屋根から下ろす作業は危険性が高いため、避けるよう呼びかけています。

北海道科学大学 千葉隆弘教授
「北海道は金属板の屋根が大半を占めている。水たまりのようになると大変滑りやすい、屋根に上がるのは危険。建物に被害を及ぼすほどの重さではない。とけてなくなっていくという認識を持ってほしい」

19日からは、気温が上がるため屋根などからの落雪にも注意が必要です。














