中国などでは旧正月「春節」に伴う大型連休が始まっています。これまでの「中国からの団体客」に代わるのは、少し意外な国々からの客です。

「100万ドルの夜景」とも称される函館山です。寒さの厳しいこの時期でも、1日平均で6000人から7000人の観光客が訪れます。
麻原衣桜記者
「函館山山頂は今日も夜景を楽しむ人たちで賑わっています。しかし、中国からの団体客の姿はありません」
中華圏や東南アジアなどで祝われる「春節」。

この冬の函館は、台湾との直行便が増えたことなどで台湾からの観光客が増加しましたが、中国からの団体客はほぼ「ゼロ」だといいます。
それでも…。
函館山ロープウェイ索道サービス部 武藤英司課長
「(中国)個人の客は来ているので、それほど打撃を感じていない。渡航自粛最初の方は、かなり少なかったが最近はそれを感じないくらい家族連れの中華系の客が増えている」

日本政府観光局によりますと、1月、日本を訪れた中国人観光客の数は、前年の1月と比べて約6割減少しました。

高市総理の台湾有事をめぐる発言をきっかけとした中国政府の日本への渡航自粛の影響は、データにも表れているとみられます。


ネオンが輝く札幌・すすきののニッカ前で、中国から個人で観光に訪れたという男性に聞きました。
中国からの観光客
「(日本に行かないと言っている人はいる?)いるにはいる、家族の中にもいる」

貴田岡結衣記者
「歩いてみると海外の方がとても多いです。いろいろな言語が町の中から聞こえてきます」

「フィリピンが来ました」

「インドネシア」

マレーシアからの観光客
「富良野に行った」
フィリピンやマレーシアなど東南アジアからの観光客です。
道内だけでみても、2025年度上半期の来道者数はフィリピンがほぼ倍増、マレーシアも6割ほど増えているということです。

堀内大輝キャスター:
新千歳空港と各国を結ぶ便をみてみると、中国との直行便は減便された一方、タイ・マレーシア・フィリピンは増便されています。
世永聖奈キャスター:
インバウンドは、日本の観光を支える大切な存在ともいえますね。

コメンテーター 田村次郎さん:
外国人の観光客がたくさんいると思います。すすきのに行ってもいろんな国の言葉が聞こえてきますけど、自分が旅行に行くと考えた時にすごく治安もよくてご飯もおいしくて、サービスもよくて、冬だったら雪質もよくてと、そんな国に行ってみたいと思う。どんな状況であっても魅力的な国であってほしい。

コメンテーター 阿部夕子さん:日本政府と中国政府の国同士のいざこざが、ここまで影響するんだというのを改めて感じた。新しい東南アジアの方が来てくださっているので、ぜひリピーターになってほしい。
世永キャスター:
情勢が不安視される中で、中国だけに頼らない観光・産業の構築も進んでいるようです。














