山口県岩国市の職員が、同期会や所属クラブの会計から450万円あまりを13年間にわたって着服していたとして、市はこの職員を懲戒免職処分としました。

処分を受けたのは、建設部道路課主任の男性(48)です。

岩国市によりますと、この男性は同期職員で作る任意の会で会計を1人で担当していて、懇親会のときに必要経費を上回る金額を通帳から引き出していたということです。

2011年4月から2023年10月にわたって行っていて、総額306万円あまりを着服していました。

またこの件を調べる中で、男性が所属するクラブ活動でも2015年11月からおととし4月まで、同じ手口で活動費およそ150万円を着服していたことがわかりました。

所属する会の別の職員から「男性が同期会の会計状況の確認に応じない」と市に報告があり発覚しました。

市の聞き取りに対して男性は「遊興費や借金の返済にあてた」「罪悪感がだんだんと薄れていった」などと話し事実を認めているということです。

市は着服が起きた一因として「任意の親睦的な集まりで会計報告が定期的に行われていなかったため」としています。

公務外の行為で全額返済されていますが、公務員の信用を失墜させるとして懲戒免職処分とし、今後、刑事告発も検討することにしています。

岩国市では2022年以降、職員の不祥事が相次いでいることを受け、去年10月に再発防止対策報告書をまとめ、研修も行っていました。

岩国市の福田良彦市長は「再発防止に取り組んでいる中で発覚したことは極めて遺憾。引き続き職員の倫理意識の向上に努め、市民の皆様の信頼回復に向けて全力で取り組んでまいります」とコメントしています。