静岡県熱海市で発生した土石流災害をめぐる民事裁判で、崩落した盛り土の土地の前の所有者の男性が証人として出廷することが明らかになりました。男性は現在、勾留中で出廷できるかどうかが注目されていました。

2021年に熱海市伊豆山で発生し28人が死亡した土石流災害では、遺族らが崩落した盛り土の前と現在の土地所有者や静岡県、熱海市などに対して損害賠償を求めています。

2月24日に開かれるこの裁判の証人尋問で、崩落した盛り土の前の土地の所有者である男性が出廷し、証言台に立つことが関係者への取材で明らかになりました。

男性は2月15日に詐欺の疑いで逮捕されており、現在は勾留中のため出廷できるか不透明な状況でしたが、捜査機関側も了承したということです。

<崩落した盛り土の土地の前の所有者の男性>(2024年2月)
「私に疑いの目が向けられているのは、大変遺憾だと思います。原因特定ができないものを当初は3日と開けずに(県が)その原因を公開したことが大変残念」

一連の裁判は2022年5月から始まり3年半以上続いていますが、裁判所は2026年7月には審理を終えたい考えで、これ以上の長期化を避けたい意向があったとみられます。