富山県内で今週に入り4日連続で火災が発生しています。ストーブから飛び火して大きな被害につながったものもあり、改めてこれからの時期は暖房器具や火の取り扱いに注意が必要です。

22日朝、富山市のクリーニング店で火事があり焼け跡から1人の遺体が見つかりました。
21日夜は富山市水橋地区の住宅から出火。60代の男性がけがをして病院に運ばれています。
富山県内では今週月曜日から4日連続で火災が発生…。
近近くに住む男性:
「今まで見たことない、びっくりした。それ見て怖いと思ってすぐ外に出た、部屋の中も熱かった」
19日には未明に黒部市の家具店から出火。火は4時間近くにわたって燃え続け、一時、およそ370戸が停電しました。
消防の調べで出火原因は薪ストーブと判明。使用中の薪ストーブから床に飛び火して燃え広がったといいます。
記者:
「高岡市の火災現場です。通報から2時間が経ちますが今も消火活動が続いています」
また20日、高岡市の寝具店から出火し、あわせて11棟を焼いた火災では実況見分の結果、出火元から灯油ストーブと布団が見つかりました。
暖房器具の使用が増えるこの時期は危険が高まります。
直近の5年間でみると火災は12月から急増し、12月から2月の冬のシーズンで、全体の3割近くを占めています。

富山県内でも、今月に入りすでに少なくとも12件の火災が発生し、1人が亡くなっています。

使い慣れた暖房器具でも細心の注意が必要です。暖房器具をつけたまま就寝すると。気がつかないうちに接触し、火災につながるおそれがあります。
また、ペットがいると思わぬ危険が…。その場を離れるときは、少しの時間でも暖房器具の電源を切りましょう。
暖房器具の近くに洗濯物を干すことも短時間で大きな火災につながるおそれがあるので、絶対にやめてください。
富山市消防局 小関啓介さん(電話):
「コンロ使用中にその場を離れてしまうといったちょっとした不注意で起きるいわゆる「うっかり火災」が後を絶たない状況です。
みなさんのご家庭では火の用心に努めていただいて、この「うっかり火災」を防いで明るい新年を迎えていただきたいと思っております」