松本市の信州大学医学部附属病院に導入された最先端の手術ロボットが公開されました。


信大病院が2025年12月に導入した「Saroa(さろあ)」。東京の医療機器メーカーが開発した最先端の手術支援ロボットです。


信州大学医学部 清水公裕教授:「オープンコンソールと言ってこれまでの没入型と違って真後ろで学生や若い先生に見せることができるので、僕の話や吐息を聞きながら同じ臨場感で臨むことができます」

手術を支援するこれまでのロボットは、医師が操作席に顔を埋める構造で術野が周りから見えにくいことが課題でした。


しかし、「Saroa」は、手術箇所を大きなモニターに映し出しベテラン医師と若手医師、そして学生も同時に見ることができます。


執刀する医師の技術をリアルタイムに学べます。


信大医学部5年生 土橋滉大さん:「教授の考えていることやここをどう切ろうかなど直接真後ろで聞きながら体験できるので、自分がいざ手術に立った時に活用できると考えています」

また、ロボットの先端部分は、空気圧で駆動していることから、執刀医の指の感覚=触覚が操作する人に伝わってきます。


信州大学医学部 清水公裕教授:「触覚があると(臓器が)損傷するほど強く持てないので、患者さんが手術の後に痛がらないというメリットもあります」

「Saroa(さろあ)」は国内で10台しか稼働していません。若手医師の育成を最大の目的に信大病院は導入を決めました。


信州大学医学部 清水公裕教授:「若い先生はみんな都会へ行ってしまうんです。信州大学はこういうもの=最先端ロボットを取り入れたので残ってくれる人を増やすだけではなく、都会から逆に勉強しに来る人を増やしていきたいです」

信大病院では最先端ロボットの導入で、若手への技術の伝承を加速させたいとしています。