ひと昔前は“風味が薄い”などの声もあった「カフェインレス飲料」ですが、“味を守る進化”を遂げ人気が広がっています。

「一時完売するほど人気」

調査会社インテージによると、カフェインレスコーヒーの市場は年々拡大し、2025年の販売金額は60億円超と2019年の約2倍に。

都内のスーパー『いなげや 金町店』(葛飾区)では、コーヒーだけでなく、紅茶や緑茶のティーバッグなど22種類のカフェインレス商品が並びます。※取扱い商品は、店舗・時間帯により異なります

『スターバックス』でもコーヒーをはじめとしたラテやカフェモカなど、エスプレッソを使用した飲料は全てカフェインレスに変更OK。

他にも『タリーズコーヒー』や『星乃珈琲店』といった大手コーヒーチェーンはもちろん、『ジョナサン』『ミスタードーナツ』『モスバーガー』などでもカフェインレスが選べるようになっています。

また、2025年に話題になったのは、希釈タイプの「カフェインレス カフェオレベース 無糖」(無印良品/500ml・590円)。4月の販売開始以降、オンライン・店舗ともに一時完売するほど人気だといいます。

THE TIME,マーケティング部 植 万由香部員:
「とても爽やかな味。適度な苦味でコーヒーが苦手な人でもミルクと一緒にコーヒーのコクと香りを楽しめる」

製造技術の進化で美味しさUP

カフェインレス飲料人気の背景には“製造技術の進歩”があると話すのは、『全日本コーヒー協会』の鈴木修平さん。それにより「品質がとても向上している」といいます。

街の人に聞いてみてもー
「昔のものに比べたら美味しくなったかなと思う」(30代女性)
「カフェイン入りと比べてもなんら変わりはない」(50代女性)

そもそも【カフェイン】とは、コーヒー豆や茶葉などに含まれている“覚醒・利尿作用を持つ成分”。かつてのカフェインレス飲料は、水につけてカフェインを抜くという方法をとっていましたが…

『全日本コーヒー協会』副会長・鈴木修平さん:
「その際に風味・酸味・苦味といった“コーヒー本来の持つ美味しさ”も全て抜けてしまっていた」

そこで、新たに考案されたのが「あらかじめ美味しさの成分で満たした特別な液体につける」方法。美味しさの成分が外に逃げにくく、カフェインだけを取り除けるようになったのです。

「すごく濃厚」専門店も登場

2025年11月オープンしたのは、“デカフェラテ”の専門店『DECAF TOKYO』(東京・八王子市)。人気No.1は「DECAF DIVA LATTE」(660円)です。

「週に2〜3回来ている。今まで飲んできたカフェラテの中で一番美味しい」(40代女性)
「すごく濃厚で他の店よりもこっちの味を求めて来ちゃう」(30代女性)

もともとは、カフェラテの専門店だったとのことですがー

オーナー&バリスタ・Yutakaさん:
「デカフェの方が圧倒的に人気が出たので、いっそのことデカフェラテ専門店にしようと」