ビール大手の1年間の決算は海外事業などをめぐり、明暗が分かれました。キリンとサッポロは大幅な増益となる一方、サントリーは減益となりました。
▼サントリーホールディングスは、最終利益が865億円と去年1年間のグループ全体の決算について、前の年より半減したと発表。国内の飲料や食品、酒類事業は堅調だったものの、欧米での物価高に伴う消費の鈍化やウイスキーなどの商標権を見直したことの影響で、大幅な減益となりました。
一方、2社は大幅に増益しています。
▼キリンホールディングスの最終利益は、前の年からおよそ2.5倍の1475億円でした。なかでも、サプリメントや健康食品などの販売が好調で、ヘルスサイエンス事業はセグメントを設けた2023年以降、初めての黒字化を達成。また、サイバー攻撃によるアサヒグループホールディングスのシステム障害の影響で、代替品需要が発生したことから40億円の利益があったと明らかにしました。
また、▼サッポロホールディングスの最終利益も前の年からおよそ2.5倍拡大し、194億円と過去最高を更新。さらに、不動産事業をアメリカの投資ファンドなどへ売却することに伴い、サッポロは今年1年間の最終利益が前の年と比べておよそ15倍の2960億円になるとの見通しも明らかにしました。
▼アサヒグループホールディングスはシステム障害の影響により、決算の発表が遅れています。
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