大阪・東和薬品RACTABドームで22日から全日本フィギュアスケート選手権が開催される。開幕直前の21日、会場で公式練習が行われ5度目の優勝を狙う男子シングルの宇野昌磨(24)、復帰戦の鍵山優真(19)をはじめ、女子シングルで2連覇を目指す坂本花織(22)、2年ぶり出場の紀平梨花(20)らが参加した。

今大会は来年3月にさいたま市で行われる世界フィギュアスケート選手権の選考会も兼ねており、各種目での出場枠(男女シングル3枠・ペア3枠・アイスダンス1枠)をかけて争う。

男子シングルはグランプリファイナルを制した宇野をはじめ、GPファイナル銀メダルの山本草太(22)らが出場し、北京五輪銀メダルの鍵山は左足首の怪我から9か月ぶり復帰となる。

練習に参加した鍵山は「リンクにきたときからちょっと緊張はしてて、練習も前半は試合の空気感とか氷の感触をつかむのに少し時間がかかりましたが、後半はジャンプも少しずつできるようになってきたので、しっかりと感覚をつかんでいきたい。やっとみんなの中に混ざって一緒に試合ができるなという気持ちの高まりでいい演技ができそう」と意気込んだ。3年ぶりの制覇を狙う宇野は「日本のレベルがどんどん高くなってきているのでしっかり世界選手権に出られるように最善を尽くしたい」と気を引き締めた。

女子シングルは10年連続10回目の出場となる坂本、GPファイナルで優勝した三原舞依(23)、GPシリーズ初出場のスケートカナダを制した渡辺倫果(20)らが名を連ねた。

ファイナルではSP首位から5位と悔しい結果となった坂本は「今シーズンは散々な結果が多くそれはGPファイナルで終わりにしたいと言ったので、全日本ではまだまだやれるんだぞと有言実行したい」と力強く語った。10年連続出場について「やっと二桁きたかと(笑)、途切れず出場できたってことはケガが少なかったことが大きな要因だと思う。ここまで続けられるように指導してくれた先生方のおかげです」と感謝の言葉を口にした。

紀平は右足首の疲労骨折の影響で2年ぶりの全日本出場。「最近3回転の連続ジャンプの練習も出来ていますし、良いペースでいけてると思います。完全復活にはまだいってないですが、ノーミスを目指していきたい」と徐々に調子を上げてきているようだ。また今季回避していた3回転ルッツについて「(練習拠点の)トロントの最終日で決めることができて、土日の練習でも決められた。フリーには間に合わせたい」と明かした。

今季は9月に国内ブロック大会の中部選手権で競技会に復帰。結果は6位で今大会への出場を決め、GPシリーズでは第2戦のスケートカナダが5位、第6戦のフィンランド大会では4位だった。

【全日本フィギュア日程】
22日(木)アイスダンスリズムダンス、女子シングルショート
23日(金)ペアショート、男子シングルショート
24日(土)アイスダンスフリー、女子シングルフリー
25日(日)ペアフリー、男子シングルフリー