ロシア軍によるエネルギー施設などへの攻撃が続くウクライナ。ただ、ひどい電力不足でもクリスマスツリーには明かりがともされ、市民たちは様々な思いで見つめています。
点灯されたクリスマスツリー。ここはウクライナ北東部ハルキウです。
ツリーが設置されたのは地下鉄の駅のホームで、市長は「安全上の理由からクリスマスツリーは地上に置かないことにした」と説明しています。
南部のミコライウには、ちょっと変わったツリーが。よくみると、武器や軍用車などを敵から隠すために使われるカモフラージュネットでできています。手作りのネットは、この後、兵士達に届けられるそうです。
そして首都キーウでは。ここも駅構内にツリーが置かれていました。自転車を漕ぐことでほのかな明かりが灯ります。
街中では、発電機でウクライナ国旗のカラーに色づいたツリーを市民たちがそれぞれの思いで見つめていました。
キーウ市民
「このような悲しく暗い中でのささやかな喜びですね」
「混乱と痛みを感じていて、祝う気分にはなれません」
キーウ クリチコ市長
「多くの議論がありましたが、新年とクリスマスを祝うことにしました。私たちが勝利するという意志をロシアに示したいのです」
実はキーウはこの日、ロシア側のドローン攻撃を受け、エネルギーなどの重要インフラが被害を受けていたのです。
ウクライナ ゼレンスキー大統領
「今回もウクライナは、再びイラン製のドローンの攻撃を受けた。34機の『シャヘド』だ」
ロシアはイラン製ドローン250機の提供を受けていると明かし、「常にエネルギー施設を狙っている」と指摘しました。
一方、プーチン大統領は隣国ベラルーシを訪れ、ルカシェンコ大統領と会談。そこで強調したのは。
ロシア プーチン大統領
「軍事技術分野での協力は相互供給にとどまらない」
プーチン氏は定期的な合同軍事演習の実施で合意したと表明。核弾頭を示すとみられる「“特殊な弾頭”を搭載できるベラルーシの軍用機の搭乗員がロシアの訓練を受けることが可能だ」として、ウクライナや欧米をけん制しました。
欧米との対立が深まる中、ロシアはベラルーシとともに軍事分野での協力を強め、対抗していく姿勢を示しています。
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