中国軍の機関紙「解放軍報」が、重大な規律違反の疑いで調査を受けている軍の最高指導機関・中央軍事委員会のメンバー2人について、「中国共産党の軍に対する絶対的な指導に影響を与えた」と非難しました。
中国国防省はきのう(24日)、中央軍事委員会ナンバー2の張又俠副主席と劉振立委員が「重大な規律違反」の疑いで調査を受けていると発表しました。
これについて、きょう(25日)付の「解放軍報」は、「地位がどれほど高かろうと腐敗に関与した者は決して許さないという断固とした立場を示している」とする社説を掲載。
中央軍事委員会のトップ・習近平国家主席に権力を集中させる仕組みである「主席責任制」を2人が「踏みにじり、破壊し、党の軍隊に対する絶対的な指導に影響を与えた」と非難しており、習主席との間になんらかの軋轢があった可能性を示唆しています。
そのうえで、「2人を処分することは、政治的な根本の問題を解決し、思想的な害毒を取り除き、組織的な腐敗を除去して健全化することになる」として、引き続き汚職の摘発に取り組む姿勢を強調しています。
シンガポールのメディアによりますと、張又俠副主席の父親は習主席の父親・習仲勲氏と1940年代に一緒に働いたことがあり、「習家と張家は親交が深かったと伝えられている」としています。
このように習主席と関係が深い幹部も例外なく調査の対象になっていることで、軍の腐敗の根深さが改めて浮き彫りになるとともに、側近でも容赦しないという姿勢を示す狙いがあるという見方も出ています。
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