ドジャースの山本由伸(27)が24日、都内で行われたトークセッションに出席。応募の中から抽選で選ばれた約150人の子供たちを前に、2年目を終えたメジャー生活を振り返った。

山本は、ドジャースに移籍後2年目のシーズンとなった昨年を「特別なシーズンでした」と語った。先発ローテーションを1年間守り、30試合に先発。12勝8敗で自身メジャー初となる2桁勝利を挙げ、防御率2.49はリーグ2位。201奪三振を記録し、サイ・ヤング賞投票では3位に入るなど、飛躍の一年となった。

プレーオフ(PO)でも圧巻の投球を披露した。6試合に登板して5勝1敗、防御率1.45。ブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第2戦、ブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)第2戦では2試合連続完投を果たした。WS最終第7戦では、第6戦で6回1失点の先発登板を終えた翌日、“中0日”で9回途中からマウンドへ。延長11回までを無失点に抑える歴史的な力投で、チームのWS連覇に大きく貢献し、日本人史上2人目となるワールドシリーズMVPに輝いた。

「(POは)さらに熱量が増す。本気と本気のぶつかり合いというか、レギュラーシーズンとはまた違うものが見えました」と山本。WS第3戦では延長戦にもつれ込む激闘の末、ドジャースは計10人の投手を起用。延長18回には、前日に105球を投げて1失点完投をしていた山本がブルペンに姿を見せていた。「あの日も投げる予定なかったので、試合が始まったときコーヒー飲んでいましたし、ゆっくりしていました。あの日たまたま球場にお寿司屋さんがきてくれる日だったので、3回くらいに軽食がてら寿司を食べていた(笑)気づいたらブルペンにいたんで、その日を振り返ったら面白かったですね(笑)」と激闘の裏側を明かした。

ドジャースについては「素晴らしいチーム。勝つためのことだったら何でもしますし、基礎的なことを毎日コツコツ続けていたり、一流の選手たちはこういう感じなんだなって一緒に過ごすと余計に感じました」と称賛。一方、入団当初は環境の違いに驚きもあったという。「全てのスキルが違う。技術じゃないところでいえば移動の飛行機も全部貸し切りになりますし、一流のチームメイトたちがこんなに練習するんだという。あんなに実力あるのにこれだけ練習するのかっていうのはびっくりしました」。

26年シーズンに向けては「去年も一昨年もすごい良い経験をさせてもらいましたし、去年は個人的にもすごく手応えのある年だった。経験できて成長できている自分がいると思うので、それを力にして今まで大事にしてきたこと、変わらないところを大切に持って、また一つ階段を上って今年も更に良いシーズンにしたい」と意気込んだ。