中国の習近平国家主席とブラジルのルラ大統領が23日、電話会談し、国連を中心とした国際秩序を守る方針を確認しました。国連を軽視するアメリカに対抗し、自らに有利な国際秩序を構築する狙いがあります。

中国外務省によりますと、電話会談で習主席は、「現在の国際秩序は動揺し、不安定である」と指摘。「中国とブラジルは世界の平和と安定を維持し、国連の核心的な地位と国際的な公平・正義をともに守らなければならない」と強調しました。

これに対し、ルラ大統領は「現在の国際情勢は憂慮すべきものだ」としたうえで、「ブラジルは中国と緊密に協力し、国連の権威を守り、地域や世界の平和と安定を維持したい」と応じたということです。

アメリカのトランプ大統領がWHO=世界保健機関からの脱退手続きが完了したと発表するなど、国連を中心とした世界秩序を軽視する姿勢を鮮明にする中、中国としてはBRICSのメンバーでもあるブラジルなどと連携し、自らに有利な国際秩序を作る思惑があります。