冬の味覚、ホタテが危機に直面しています。全国有数の産地でホタテの大量死が相次ぎ、都内の飲食店にも影響がでています。
冬の寒さとともに甘みを増す、旬のホタテ。ところが今年は大きな異変が起きています。
東北居酒屋 奥羽の宴 蝦名昇平 店長
「魚屋のサイトから注文しているが、青森のホタテが載っていない」
青森県のホタテが“市場から消えた”というのです。青森出身の店主は、複雑な心境を隠せません。
東北居酒屋 奥羽の宴 蝦名昇平 店長
「コスパ的にも味的にも青森産が“推し”。泣きたい気分です」
店ではやむを得ず、北海道産などの冷凍ホタテで代用。刺身での提供は諦め、「浜焼き」だけにメニューを絞っています。なぜ、青森のホタテが消えたのでしょうか?
青森の養殖ホタテの99%を生産する、陸奥湾。現場では、目を疑うような光景が広がっていました。
ホタテ漁師 田村義夫さん
「全然ダメ、なんも生きてない」
大量のホタテが死んでいるのです。陸奥湾の養殖ホタテのうち、養殖2年目の新貝の平均へい死率は、去年11月時点で93.3%に達しました。背景にあるのは、海水温の上昇とみられています。
ホタテ漁師 田村義夫さん
「漁師で生活できる可能性が低くなる」
地域経済を揺るがす非常事態を受け、さきほど青森県の県知事らは水産庁を訪問。迅速な支援を強く求めました。
青森県 宮下宗一郎 知事
「全湾で壊滅的な状況になっている」
広島のカキも、かつてない危機に直面しています。呉市の養殖場では、今シーズンのカキの8割から9割が死んでいました。
山根水産 山根周志 代表
「廃業せざるを得ない状況になってきている」
生き残ったカキも身が小さいことから出荷が難しく、水揚げが回復するには、3年以上かかるとみられています。
こうした事態に水産庁は、被害を受けたカキの養殖業者などに対し、資金繰りや原因究明の支援をすることにしていて、青森のホタテの被害に対しても同じ対策パッケージを適用する方向です。
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