東京・大田区のマンションで会社社長の男性を殺害したとして、部下の男が逮捕された事件。犯行に向け、男が着替えを準備するなど計画的な犯行だった可能性があることが分かりました。
きのう逮捕された山中正裕容疑者(45)。今月7日からおとといにかけて、東京・大田区大森北のマンションで音響照明設備会社社長の河嶋明宏さん(44)の首などを刃物で刺し、殺害した疑いがもたれています。
河嶋さんの高校の同級生だった山中容疑者。河嶋さんに誘われて4年前に入社し、上司と部下の関係になっていました。
山中容疑者の結婚式にも出席していたという河嶋さん。かつては良好な関係だった2人の間に、一体何があったのでしょうか。当日の山中容疑者の様子について母親は…
山中容疑者の母親
「普通に過ごしていました。突然休みと言うので不思議だなとは思いました。(外出は)食事に行ってくるというようなことでした」
逮捕前の任意の調べに山中容疑者は…
山中容疑者
「河嶋さんの態度に意見するため現場に行った」
河嶋さんのマンション内で1時間ほど待ち伏せていた山中容疑者。河嶋さんが帰宅すると、玄関先で「社員に対する感謝の気持ちがない」などと不満をぶつけたといいます。
すると、2人は揉み合いに。山中容疑者は玄関に置いてあった殺虫剤を河嶋さんの顔に噴射。さらに首や太ももを刃物で刺し、部屋の方に逃げた河嶋さんを追いかけ、後ろから刺したと話しているということです。
血の付いた足跡は浴室にも残されていることから、警視庁は“返り血”を洗い流して証拠隠滅を図ったとみています。
犯行が計画的に行われた可能性も浮上しています。山中容疑者は現場のマンションに向かう途中で白のジャージに着替え、犯行後には再び元の黒っぽい服装に戻し、現場をあとにしました。
山中容疑者が過去に住んでいたマンションのごみ集積所からは、血が付いた果物ナイフのような刃物や白のジャージなどが見つかりました。
犯行後には逃亡しようとしていたとみられる行動も。きのう朝、山中容疑者がいたのはJR東京駅。新幹線乗り場の近くで捜査員から声を掛けられると…
山中容疑者
「思い詰めることがあり、遠くへ行こうと思った」
山中容疑者は抵抗せずに任意同行に応じたということです。
逮捕後の取り調べに対し「殺すつもりはなかった」と容疑を一部否認しています。警視庁は、2人の間にトラブルがあったかなど慎重に調べています。
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