16日夜、島根県松江市沖の日本海で鳥取県境港市の水産会社に所属するまき網漁船2隻が衝突し、1隻が沈没する事故がありました。
けが人はいませんでした。
17日、事故を受け、鳥取県は急きょ会議を開いて対応を協議しました。
鳥取県 平井 伸治 知事
「(沈没した)第28光洋丸は地元でも思いが深い船です。我々、水産基地としての境港のシンボルのような存在でしてこういう形で失われてしまったことの喪失感は大なものがあります」
事故が起きたのは、松江市の多古鼻灯台から北西に24キロの日本海で、16日午後7時20分ごろ、境港市の共和水産の職員から境海上保安部に、「まき網漁船同士が衝突した」と通報がありました。
衝突した船は、第28光洋丸(こうようまる)135トンと第3海幸丸(かいこうまる)194トンです。どちらも共和水産所属で、第28光洋丸が沈没しました。
第28光洋丸に乗っていた24人は、第3海幸丸に移動して、乗組員全員にけがなどはないということです。
関係者によると、衝突時の状況については、第28光洋丸の左舷中央付近に第3海幸丸が正面から衝突したことにより、第28光洋丸は浸水し沈没したということです。
鳥取県 平井 知事 知事
「第28光洋丸という非常に重要な境港の水産業のシンボルのような船が失われたわけであり、これを何とか回復していかなければなりません。会社(共和水産)の方でも最大限頑張ろうと社長がおっしゃっていた。地元としてもこれを精一杯応援させていただきたいと思います」
事故の原因などは、境海上保安部が調べています。