アメリカの軍事作戦で拘束されたベネズエラのマドゥロ大統領がニューヨークの裁判所に初めて出廷し、無罪を主張しました。裁判所前から中継です。
落ち着いた様子で出廷したマドゥロ大統領は「私はまっとうな人間だ」と述べ、無罪を主張しました。
麻薬組織と共謀してコカインを密輸したなど4つの罪に問われているマドゥロ大統領は厳重な警備体制の中、収容されている拘置所からヘリコプターなどを使って裁判所まで移送されました。
出廷したマドゥロ大統領はオレンジ色の囚人服の上に青いシャツを羽織り、通訳を聞くためヘッドホンをしていました。本人確認をされた際には「ベネズエラの大統領だ」と答えた後、「自宅で誘拐された」などと話し続け、裁判官に止められる場面もありました。起訴内容について聞かれると「私は無実で、有罪ではない」と主張しました。
審理は30分ほどで終了し、現地メディアによりますと、マドゥロ大統領は傍聴人に対し、「私は誘拐された大統領だ。戦争捕虜だ」と言い残し、法廷を去ったということです。次回の審理は3月17日に行われる予定です。裁判所の外ではマドゥロ大統領の拘束に抗議するデモが行われ、拘束を歓迎する人々と言い合いになる場面もありました。
一方、国連の安全保障理事会ではアメリカの攻撃をめぐる緊急会合が開かれました。会合を要請したベネズエラの国連大使は「違法な武力行使で、国連憲章の重大な違反だ」と非難しました。
アメリカ ウォルツ国連大使
「アメリカは麻薬から国民を守るために揺るぐことなく行動し、ベネズエラの偉大な人々のために平和・自由・正義を追求する」
アメリカの国連大使は「戦争をしかけたのではなく、起訴状に基づく法執行だ」と攻撃の正当性を主張しましたが、中国やロシアは「内政干渉だ」などと厳しく批判しています。
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