東芝は非上場化を含めた経営再編の交渉について「可能な限り早い時期に結論に至るよう最大限の努力をする」とした声明を発表しました。
「モノ言う株主」との対立などから経営の混乱が続いてきた東芝は、株式の非上場化も念頭に外部から再建策を募集し、国内投資ファンドの「日本産業パートナーズ」が優先交渉権を獲得していました。
買収総額は2兆円を超えるとみられていて、「日本産業パートナーズ」は中部電力やオリックスなど国内企業から合計1兆円の出資の意向を取り付けています。
また、三井住友銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行、あおぞら銀行の5行も「日本産業パートナーズ」などの買収提案に対して合計およそ1兆2000億円を融資する方向で調整しています。
東芝は、きょう声明を出し、「合意に達することを確約できる状況にはない」とした上で、「必要な交渉を経た上で可能な限り早い時期に結論に至るよう最大限の努力をする」と明らかにしました。
東芝は取締役会を開き、結論を早期に出したい考えですが、東芝の社外取締役には「モノ言う株主」も名を連ねていて、買収価格などについて受け入れられるか不透明な部分もあります。
注目の記事
富士山噴火 その時、大量の火山灰が降ると…「人の流れ、物の流れが滞ってくる」 専門家が指摘する準備と対策

「市道の陥没 実は3年前に見つかっていた腐食」対応していなかったのか?取材に対し市の担当者は…市内では約10年で1035か所の空洞 日本の道路は大丈夫!? 仙台

「壊滅的な気温上昇」それでも進まぬ再生可能エネルギー... あくまで“民間事業”かそれとも“支援”か 問われる国の再エネへの本気度【サンデーモーニング】

「3行超えたら威圧感」「その絵文字は怖い」令和7年のSNS作法 あなたはついていける?「インスタは顔にモザイクがカワイイ(*´ー`*)」え??【原田曜平教授も解説】

ラオスで広がる日本人“児童買春ツアー”の闇 授業の合間に呼び出され…性的搾取される少女たち

「すごく運転がうまくて憧れた」中学時代からの夢、バス運転手へ 19歳デビューは県内初 地域の足支える若き担い手に期待 富山
