JR札幌病院が特定保健指導の実施人数を17年あまり、水増しして報告し、健康保険組合を通じて国から、本来よりも多い額の補助金を受け取っていたことがわかりました。

JR札幌病院は、JR北海道の社員を対象にした特定保健指導の人数を健康保険組合に対して、水増しして報告、その結果、国に補助金を過大請求していました。

カネの流れとしては、病院が指導の人数を水増しして健保組合を通じて国に請求。

その結果、本来よりも多い補助金を病院が受け取っていました。

補助金の原資は、私たちの税金です。

JR北海道によりますと、特定保健指導を行っているのは年間400人前後で、中には、支援の要件に満たさないにもかかわらず、実施したとして計上していたものがありました。

JR札幌病院・保健師
「過去から行われているのでやむを得ない」

この制度ができた2008年から、保健師によるこうした計上が常態化していました。

人数や過大請求の額については、JR北海道は、「算定には時間を要する」としています。