災害が起きたときに炊き出しで支援してもらおうと山口県岩国市と地元の飲食店の組合が協定を結びました。

岩国市の福田良彦市長と山口県飲食業生活衛生同業組合岩国支部の大倉竜也支部長が協定書にサインをしました。

この協定で市は大規模な災害などが発生したとき、組合側に炊き出しによる食事の提供を要請できることになります。

炊き出しに必要な食材や資材の提供だけでなく、衛生面やアレルギーに配慮できる人材の派遣も想定しています。

山口県飲食業生活衛生同業組合 岩国支部 大倉竜也・支部長
「早めの材料の調達、炊き出しに関する準備等ができる。迅速に対応できるように頑張っていければと思います」

岩国市は今年度、避難所の環境を改善するため、国の交付金を利用して100人分の食事を用意できる炊き出しセットを12組、準備しました。

組合ではいざというときにすぐに対応できるよう、イベントで炊き出しセットを使うなど訓練したいとしています。