国産AIの開発に向けて政府が「5年で1兆円規模」の支援を計画していることがわかりました。ソフトバンクなどが公募に参加する見通しです。

AI=人工知能の分野では、自ら状況を判断して動く「フィジカルAI」の開発に各国が力を入れていて、車の自動運転技術や、産業用ロボットなどに導入が期待されています。

安全で日本に適した国産AIの開発を推進するため、経済産業省は、「基盤モデル」を開発する事業者を公募する方針で、事業者の支援に、2026年度の当初予算で3000億円以上を計上し、順調に進めば、5年間でおよそ1兆円を支援する計画です。

ソフトバンクは、来年の春にも、10数社とともに新会社を設立し、選定事業者を目指すと見られます。

政府は、今月19日にAI戦略本部を開催し、高市総理が「国産AI」の開発を官民連携で行うよう指示を出していました。