アメリカの首都ワシントンの文化施設「ケネディ・センター」の理事会が、施設の名称を「トランプ・ケネディ・センター」に変更すると決めたことを受けて、外壁の表示を変更する工事が行われました。

首都ワシントンにある文化施設「ケネディ・センター」で19日、外壁の表示を「トランプ・ケネディ・センター」に変更する工事が行われました。

施設の理事会は18日に名称変更を決議していて、その直後、公式ウェブサイトの表記は「トランプ・ケネディ・センター」に変更されていました。

ただ、「ケネディ・センター」という名称は連邦法で定められていて、専門家らは「名称変更には新たな法律の制定が必要だ」などと指摘し、変更の正当性を疑問視しています。

また、トランプ大統領が今年2月に施設の理事長に就任し、理事もトランプ氏の側近で固めていたことから、今回の名称変更をめぐっては、トランプ氏による公共の施設の「私物化」だとの批判も出ています。