「原爆詩集」を記した詩人、峠三吉の生前最後に記した日記などを紹介する資料展が、原爆資料館ではじまりました。
17日から始まった資料展は、日本共産党中央委員会が、保管していた資料139点を広島市に寄託したことを受けて企画されました。
「ちちをかえせ ははをかえせ」の詩で始まる原爆詩集を記した峠三吉。特別展では、日記7点が展示されています。そのなかには、生前最後に記した日記「新しい前進」もあります。亡くなる前日、病院に多くの人が見舞いに来てくれたときの心境が綴られています。
原爆資料館 高野智子司書
「峠三吉は戦後の広島の文学活動で中心となっていたんですけれども、世の中にあまり知られていないことだと思うので、展示を機に知っていただければと思います」
日記の展示は、2026年1月13日までですが、その後も6月まで、約1か月ごとに展示を入れ替えながら直筆原稿や創作ノートなどを公開するということです。
※特別な許可を得て撮影をしています。














