旧料亭旅館「恋しき」をめぐる不適切な事務処理問題をうけ、広島県府中市が市議会に提出した市長の給与の50%削減案は、全会一致で否決されました。

2024年度から始めた料亭事業「恋しき」をめぐっては、料理人の好みに沿うために食器類約900点を750万円で随意契約により支出し、費用は工事費として繰り越した財源を流用。また、料理人を府中市まで送迎する市職員に特例で旅費を支払うなどして、9月の市議会で決算認定が不認定となりました。
管理監督責任から、府中市の小野市長は2026年1月の給与を50%減額する議案を提出しました。
市議会からは・・・。
土井基司 市議
「(内部調査の)調査結果を待って関係者の処分と自ら(市長)の責任の取り方をあきらかにすると言われていましたけれども」
府中市 小野申人市長
「議会の議論を踏まえて、このタイミングが最も適切と思って」

市議からは、減額理由やタイミングの妥当性を指摘する声が相次ぎ、採決の結果、全会一致で否決されました。














