材料や作り方にこだわった「ちょっと贅沢なスープ」が続々登場し人気になっています。一体なぜ?

具材ゴロゴロ「満足感◎」

スープカフェ『ベリーベリースープ田町駅前店』(東京・港区)で、みなさんが食べているのは、スープ・ご飯・サラダだけのセット。

「具がすごくゴロゴロ入っているのでお腹いっぱいになるし“満足感はすごく高い”」(20代女性・会社員)
「具材もいっぱい入っていて、“プチ贅沢”できる」(30代女性・会社員)

ソーセージやキャベツなど8種類の具材がゴロッと入った「1/2日分の野菜がとれるポトフ」(780円)や、「もちもち水餃子の豆乳春雨スープ」(780円)など、具だくさんスープが10種類以上。

中でも、一番人気は「チーズフォンデュバーグシチュー」(780円)です。
※各商品の価格は店舗によって異なります

こんがりと焼き上げたハンバーグにブロッコリーなどの野菜もゴロっと入って、とろ~りチーズをトッピング。デミグラススープには、より奥深い味になるように「昆布出汁」を入れているといいます。

THE TIME,マーケティング部 羽田優里奈部員:
「ハンバーグがふわっふわでスープと一緒に溶けていく感じ。美味しい~」

5時間煮込んだ「透明コムタン」

東京・新宿区にあるコムタンスープの専門店『オクドンシク』では、“透明のスープ”が人気です。

コムタンスープといえば、牛の肉や内臓、テールなどを煮込んで作った白濁のイメージですが、人気の「デジコムタン」(980円)は、豚肉と香味野菜を5時間煮込んで作った透き通ったスープ。

ご飯が入ったクッパスタイルで、大判の豚の薄切り肉が重ねられ、刻んだネギがトッピングされています。

羽田部員:
「染み渡る…。お肉と野菜のうま味もしっかり出ていて、あっさりと洗練された上品な味わい」

40代の女性客も、「“すごく贅沢なスープ”。午後も元気に働いたり動いたりできる」と極上のスープを味わっていました。

コスパ&タイパでも「栄養摂りたい」

材料や作り方にこだわった“ちょっと贅沢なスープ”を楽しむ人が増えているのはナゼなのでしょうか?

『日本食糧新聞社』木下猛統さん:
「消費者がコスパとタイパを意識するようになった。“短い食事でも栄養素をたっぷり摂りたい、満足したい”。そういうニーズに応えるために具材にちょっとこだわったりなど、“スープ自体がワンランク上になっている”