「勝負めし」と「おやつ」の試食会が開催

2026年1月に静岡県掛川市で開かれる将棋の「王将戦」で、藤井聡太六冠らが食べる「勝負めし」と「おやつ」の試食会が開かれました。選ぶのに思わず「長考」してしまいそうな地元らしさあふれる力作がそろいました。
掛川牛のカツが乗ったカレーに、彩り豊かな回鍋肉。2025年12月8日、掛川市で開かれたのは2026年1月に掛川市で開催される王将戦七番勝負第1局の「勝負めし」と「おやつ」の試食会です。
<掛川市 久保田崇市長>
Q. お味いかがですか?
「おいしいですよ」
Q. かつカレーはどうですか?
「肉のうまみが詰まっている感じがしますね」
タイトル防衛を目指す藤井聡太六冠に前回同様、永瀬拓矢九段が挑む注目の1局の食事。候補になるメニューは掛川市特産の食材を地元の団体が推薦し、掛川グランドホテルのシェフが考案しました。
<掛川市農業協同組合 吉政友彦総務部長>
「すごい生産者の思いが詰まった感じがします。影響力の高い2人だと思うので、(掛川の食材も)ぜひPRしていただければと思います」
AI活用し藤井六冠の好みを分析!?
勝負めしも気になるところですが、毎年注目を集めるのが「おやつ」です。掛川市内の特産を使った18の力作が並んでいます。掛川茶や栗など、掛川の特産品が使われたおやつは市内から過去最多の18種類が集まりました。
「ふるさとの贈り物~掛川茶といちごの白山シンフォニー~」
地元・原谷小学校の児童と地元の菓子店が考えた、緑茶とドライイチゴのパウンドケーキ。
「掛川 加藤農園さんのいちごタルト」
掛川産のイチゴをふんだんに使い、将棋の駒のクッキーを添えた一品。
「掛川抹茶仕立てのイモンブラン」
さつまいもスイーツ専門店が手がけたモンブラン。AIを活用して藤井六冠が過去に選んだおやつから好みを分析し、素材本来の味を前面に押し出しています。
<掛川市 久保田崇市長>
「多分2人とも”長考”されるようなメニューじゃないかなと。藤井さんなど対局者が注文されたおやつは、話題になってお店が行列になってですね、様々な経済効果もありますので、王将戦の機会を活用して、しっかり食のPRに努めたい」
藤井六冠が掛川市で再びタイトル防衛に臨む王将戦第1局は、2026年1月11日と12日、掛川城で開催される予定です。














