ノーベル化学賞を受賞する京都大学の北川進特別教授が8日、ストックホルムで講演を行い、世界はいま、石炭や石油に依存する時代を経て、「気体を活用する時代」に入ろうとしていると語りました。
記者
「まもなく、北川教授が一番力を入れていると話していたノーベルレクチャーが始まります」
「ノーベルレクチャー」は、授賞式の前に受賞者が一般市民に向けて行う記念講演です。
北川さんは、研究テーマである「金属有機構造体」について、無数の穴に気体などの物質を閉じ込めることができる新たな材料だと説明したうえで、地下資源に依存しない世界へ移行するためには、「気体」をコントロールし、活用する技術が求められていると語りました。
ノーベル化学賞に選ばれた 京都大学 北川進 特別教授
「地下資源の枯渇が懸念される現代において、『気体』こそが重要な役割を果たすべきです。時代は『固体』・『液体』から『気体』へとシフトしています。私たちは今、『気体の時代(GAS AGE)』に入ろうとしています」
講演を聞いていた、京都大学からの留学生は…。
京都大学からの留学生
「分野は違うけれど、自分も勉強がんばろうみたいな、そういうモチベーションに繋がりました」
ノーベルウィーク中の大きな仕事を一つ終えた北川教授。安堵の表情を浮かべました。
京都大学 北川進 特別教授
「(Q.始まる前は講演が一番楽しみと話していましたが)終わっても楽しみです。3人(他の受賞者)の話がいっぱい聞けてよかったです。(Q.来て下さった方々に届いたと思いますか)でしょうね。私の言いたいことはあれだけですので。(Q.次は気体の時代だと)そうです、気体です」
授賞式は、日本時間11日未明に行われます。
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