乾燥大麻を所持したとして麻薬取締法違反の罪に問われた俳優の清水尋也被告(26)。きょうの初公判で起訴内容を認め、大麻を継続的に使用していたことを明らかにしました。

俳優 清水尋也 被告
「この度は申し訳ございませんでした」

今年9月、東京・杉並区の自宅マンションで乾燥大麻を所持した罪に問われた俳優の清水尋也被告。きょう午前、東京地裁で開かれた初公判に黒いスーツ姿で臨みました。

冒頭、裁判官から起訴内容に間違いがあるか問われると…

清水被告
「ないです」

淡々とした口調で起訴内容を認めました。裁判では大麻を継続的に使用していたことも明らかになりました。

検察官
「清水被告はアメリカに留学したときに大麻を使用するようになり、遅くとも22歳のときには日本でも使用していました」

その動機とは。

弁護士
「なぜ大麻を吸ったんですか」
清水被告
「主に日常生活や仕事でのストレスの緩和やリラックスが目的でした」

2012年に俳優デビューした清水被告。ドラマなど話題作に次々と出演する若手実力派俳優として活躍し、逮捕された9月も連続ドラマに出演中でした。

きょう、清水被告は家族やファンに対し。

清水被告
「たくさんの方々に迷惑と心配をかけてしまい心から反省しています。どれだけ沢山の方に期待されていたか痛感するとともに、愚かな行為でその気持ちを裏切ってしまったことを後悔してもしきれません」

検察側は「常習性や依存性が認められる」として、拘禁刑1年を求刑。弁護側は執行猶予付きの判決を求めました。

今後については。

清水被告
「身の回りで支えてくれる人たちを頼りながら、自分の人としての弱さを見つめなおしたい」

俳優の仕事については自分自身で判断できるものではく、「周りの方と相談して考えたい」と話しました。

判決は今月19日に言い渡されます。