静岡県伊東市の市長選挙が12月7日に告示されます。今回の伊東市長選は前市長が学歴詐称疑惑をめぐり11月に不信任決議を受けて失職したことに伴って行われるもので、これまでに計9人が出馬を表明し、激しい選挙戦が予想されています

(1)新人 石島明美氏(58)
(2)新人 杉本憲也氏(43)
(3)新人 黒坪則之氏(64)
(4)元職 小野達也氏(62)
(5)新人 岩渕完二氏(73)
(6)前職 田久保真紀氏(55)
(7)新人 利岡正基氏(52)
(8)新人 大野恭弘氏(58)
(9)新人 鈴木奈々子氏(52)
(表明順)

9人が立候補した場合、伊東市長選では過去最多の立候補者数になり、「再選挙」になる可能性が懸念されています。公職選挙法の規定では市長選挙の場合、有効投票総数の4分の1以上の得票者がいない場合、「当選者なし」となり、再び選挙が行われることになります。

今回の市長選挙には3700万円の経費がかかり、10月に行われた伊東市議会議員選挙の経費6300万円と合わせて1億円が選挙費用としてかかっています。再選挙となれば選挙費用がさらに必要になるほか、市政の停滞が長期化する恐れが心配されており、有権者の投票行動にも注目が集まります。

伊東市長選挙は12月14日に投票が行われ、即日開票されます。