さまざまな事情で親と暮らせない子どもに家庭での生活を提供する「里親制度」を知ってもらおうと、4日、宮崎県日南市で啓発活動が行われました。
日南市内のスーパーで行われた4日の啓発活動には、日南市や子ども食堂を運営する市民団体などのメンバーが参加し、来店した買い物客にチラシなどを配りました。
県内では、昨年度、さまざまな理由で親元で過ごすことができない子どもが400人余りいて、このうち、児童養護施設などで暮らす割合はおよそ9割で、里親やファミリーホームなどで養育されている割合は1割程度にとどまっています。
(日南市こども課 河上麻弥子さん)
「日南市内には児童養護施設がありません。そこで里親をもっと増やしたいという思いから、まずは知ってもらうために活動している」
啓発活動では、保護者の病気や育児疲れなどを理由に子どもを一時的に預かる「里親ショートステイ」制度についても呼びかけていました。
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