熊本市の慈恵病院は、「内密出産」などを受け入れる東京の病院に送っていた質問状などについて「事実上のゼロ回答だった」と明らかにしました。
これは、12月4日、慈恵病院の蓮田健院長が会見を開いて明らかにしたものです。
質問内容は「受け入れ基準」「出産費用」について
慈恵病院 蓮田健院長「実質これはゼロ回答だった。なかなか表に出せない苦しい内部事情があることを推測した。行政も口をつぐむしかない状況ではないか」
東京都墨田区の賛育会病院は、今年3月から、病院以外に身元を明かさない「内密出産」を希望する人たちを受け入れています。
しかし、賛育会病院が「内密出産」を希望した妊婦に身元を明かして出産するよう促したケースがあったとして、8月、蓮田院長は賛育会病院や東京都などに対し、内密出産の受け入れ基準や出産費用などを明らかにすることを求めて質問状を提出していました。
先週までに回答がありましたが、賛育会病院は「ホームページに公開している情報以外の回答は差し控える」という内容だったということです。














