プロ野球で、シーズン中にインパクトのあるサヨナラ打を放った選手に毎月贈られる「スカパー!サヨナラ賞」のうち、年間大賞となる「スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞」が4日、発表され、パ・リーグからは、北海道日本ハムファイターズの郡司裕也選手が選出されました。
ファイターズの選手が受賞するのは、2012年の中田翔選手以来、13年ぶり2度目となります。
郡司選手は、4月11日、エスコンフィールドで行われた埼玉西武戦で、0対0のまま迎えた延長12回裏、二死二塁の場面でライトスタンドへ劇的なサヨナラ2ランホームランを放ちました。
試合は、両チームとも8回まで先発投手が無失点の投手戦となり、迎えた延長12回、万波中正選手が四球で出塁すると、新庄剛志監督は、代打に郡司選手、一塁ランナーに代走松本剛選手を送ります。
松本選手が盗塁に成功して二死二塁とし、2ストライクと追込まれてからの4球目、捉えた打球はライトスタンドに入り、劇的なサヨナラ2ランで、ファイターズが激闘を制しました。
試合後、郡司選手はヒーローインタビューで「いや、さすがに俺かっこいいと思いましたね」と余韻の残るスタジアムを沸かせ、「きょうは(山﨑)福也さんが最高のピッチングをしたんですけど、野手が勝ちをつけてあげられなかったんで、なんとか試合は勝てて良かったなと思います、早く(松本)剛さんが盗塁しないかなって最初待っていて、そうしたら見事に盗塁を決めてくれたんで、ちょっとリラックスして打つことができました」と、チームメイトへの感謝も話していました。














