福島県郡山市で開かれているユニークな企画展。
安部遼アナウンサーが中継でお伝えします。

【中継】
「郡山市ふれあい科学館スペースパーク」で開かれている企画展「錯覚美術館」に来ています。

この企画展にはおよそ60点の作品が並んでいて、訪れたお客さんも不思議な感覚に驚いていました。



作品を手がけたのは、明治大学研究特別教授で錯覚アーティストとしても活躍している杉原厚吉さんです。

杉原厚吉さん


杉原さんは、ベスト錯覚コンテスト世界大会で4回も優勝したことがあるんです。

2020年の優勝作品


これまでに600作品以上手がけてきた杉原さんにとって「錯覚」とは「研究者として生きてきた証、自分の脳と対話し、自分の脳を理解する窓口だ」と話していました。

それでは、どうしてこういった錯覚が起こるのか簡単に説明します。

私たちがいるのは、立体的な3次元の世界です。
しかし、目から入ってくる情報はあくまでも平面の2次元、その違いを埋めようとして脳が間違えたとき、錯覚が起きるということなんです。

そして、その錯覚の仕組みを利用したのが錯覚作品です。


約60点の錯覚作品が楽しめる「錯覚美術館」は、2023年1月9日まで行われています。