静岡市は、静岡市清水区の貝島地区で、市内の建設工事などで発生した土=建設発生土の受け入れを開始したと、11月21日に発表しました。
静岡市では、市発注の建設工事分だけでも年間約26万立方メートルの建設発生土が生じていて、発生土の多くが市外に搬出され処理されていました。

静岡市は、発生土を1立方メートルあたり9900円(税込)で受け入れ、2031年3月までの間に26万4千立方メートルもの発生土を受け入れる想定としています。

この事業で得た収入は、受け入れ地の管理運営費に充てるほか、将来的な低未利用地の土地整備や基盤整備の費用に活用させる方針で、さらに発生土の受け入れ地は標高6メートル以上にかさ上げし、防潮堤としての機能を持たせるということです。

<静岡市 難波喬司市長>
「いわゆる一石三鳥ですね。土砂処分地の確保、それから新しい土地を作る、それから防潮堤のかわりになるということでこの事業を進めている」

また土地整備後の利用について、静岡市の難波市長は「ホテル利用の引き合いはある」と明かし、将来的なホテル誘致の可能性についても言及しました。

<静岡市 難波喬司市長>
「受け入れ地の前が海で、三保の松原、その向こうに駿河湾があって、その向こうに富士山がある。こんな場所は奇跡のような場所なので、ここにホテル用地というのは十分あり得ると思っています」
静岡市は、建設発生土の申込みを市のホームページから受け付けています。














