日本でも大人気のカルボナーラ。実は今、本場イタリアの閣僚を巻き込んでの「カルボナーラ論争」が勃発しています。きっかけは、ベルギーで売られていたカルボナーラソースでした。
東京にある「カルボナーラ専門店」。ランチタイム、多くのお客さんで賑わっていました。
日本でも人気のある「カルボナーラ」をめぐって今、本場イタリアで論争が起きています。
騒動のきっかけとなったのが、先月、イタリアの農相がSNSにのせた怒りの投稿でした。
イタリア ロッロブリージダ農相
「『イタリア風』を代表する最悪の商品だ。EU議会の売店に並んでいるなんて許しがたい。直ちに調査するよう要請した」
その“最悪の商品”とは、ベルギー・ブリュッセルにあるEU議会の売店で見つけた「カルボナーラソース」。
本場イタリア人のシェフに見てもらうと…
イタリア人シェフ カメルロ・クッパリさん
「クリーム入りですね。“パンチェッタ”ですか、“グアンチャーレ”ではなくて。これは違いますね」
商品に入っていたのは、塩漬けした豚バラ肉=「パンチェッタ」。しかし、イタリアの伝統的なレシピでは、塩漬けした豚ほほ肉=「グアンチャーレ」を使うことになっているといいます。さらに生クリームを使わないことも特徴のひとつです。
実際に本場の「カルボナーラ」を作ってもらうと…
イタリア人シェフ カメルロ・クッパリさん
「アンチャーレにペコリーノチーズ。そして、黒コショウと卵。新鮮なものを使います、それだけです」
そして、カリカリに炒めた「グアンチャーレ」とソースを絡めて、できあがりです。
一方、“最悪の商品”と言われた「パンチェッタ」のソースでも作ってみると…
イタリア人シェフ カメルロ・クッパリさん
「見た目も違いますね」
問題となったカルボナーラソースを製造するスーパーは、「何も法律に違反していない。商品やパッケージを変更する理由はない」と反発しています。
日本では…
カルボナーラ専門店 HASEGAWA神楽坂オーナー 長谷川浩平さん
「本場のよりも日本のカルボナーラは生クリームなどを結構使っていて、どちらかというと重ためというか、汁感があるというか。そういうカルボナーラが日本には多いです」
東京・神楽坂にある「カルボナーラ」専門店。今回、イタリアで起きている騒動について、どのように受け止めているのでしょうか?
カルボナーラ専門店 HASEGAWA神楽坂オーナー 長谷川浩平さん
「やっぱり本場の方が(店で出している物を)食べれば、これはイタリア料理じゃないと思われるのも当然かなと思います。もちろんイタリアの料理ですし、リスペクトを持ってやってはいるが、自分の美味しいを突き詰めてベーコンを使っています」
お客さんの受け止めも様々…
「現地の方々が、こういうものなんだっていう気持ちがあるのも理解できる」
「より美味しいものを食べられるなら、いろんな考え方があってもいいんじゃないかな」
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