高知市が管理するグラウンドも含めた県民体育館の再整備について、高知県は市からの「教育的配慮」などの要望を踏まえた形で建物の配置案を示し、グラウンドの全面使用を正式に要請しました。
(県観光振興スポーツ部 小西繁雄 部長)
「アスパルこうちのグラウンドの全面を貸してもらいたい案になっています」
県は老朽化が進む県民体育館について、高知市青年センター「アスパルこうち」のグラウンドも含めた再整備の協議を進めています。きょうは県の職員が高知市の桑名市長に新しい県民体育館の配置案を示し、グラウンドの全面使用を要請しました。
新しい案は市からの「教育的配慮」などの要望を踏まえた形となっていて、観客席が5000席以上のメインアリーナのほか、児童生徒が優先的に活動できるようサブアリーナの屋上が人工芝となっています。またプールや武道館、地下も含めた250台以上の駐車場もあります。
(高知市 桑名龍吾 市長)
「私としてはこれは大きな事業ですので、県民、市民の皆さんが納得いくような施設を作ってもらいたい。それは経済面でも観光面でも寄与するスポーツの振興、教育面、防災面あらゆるものに対応できる施設を作ってもらいたい」
桑名市長はこの案について市議会にも説明した上で、近日中に県に回答するとしています。














