2025年も残すところあと1か月です。
盛岡八幡宮では正月に向けた準備が進み、縁起物の破魔矢づくりが大詰めを迎えています。

5人の巫女が丹精を込めて作っているのは、魔よけで福を呼び込むとされる縁起物の「破魔矢」です。
1日は来年の干支「午」が描かれた絵馬や鈴、松竹梅の飾りを手作業で丁寧に取り付けていました。

破魔矢は赤と白と黒の3色と弓とセットになった、4種類合わせて8000本が用意されます。
盛岡八幡宮では正月用の縁起物を作る準備が7月ごろから始まり、破魔矢のほかに福をかき集めるとされる熊手やごぼうしめ縄などを製作しています。

(巫女 藤原志織さん)
「破魔矢の持つ魔をよけるという意味を意識しながら、破魔矢を手に取る皆さまが心穏やかな一年を過ごしていただけるようにと、心を込めて奉製させていただいております」
完成した破魔矢はおはらいをした後、元旦から境内に並びます。

盛岡八幡宮では正月三が日の参拝客を、2025年とほぼ同じ23万5000人と見込んでいます。