東京都はきょう(28日)、都内でも目撃がつづくツキノワグマの対策として、人の生活エリア内の目撃情報の多い場所で、猟友会のハンターによる見回りを始めると発表しました。

都内では、きのう(27日)時点で、今年に入ってから166件のクマの目撃があり、人の生活圏での目撃も増えています。

こうしたことから都は、きょうからクマが冬眠に入る12月末まで、銃を持った東京都猟友会のハンターによる見回りを行うことを発表しました。

見回りは、八王子市・青梅市・あきる野市・奥多摩町・日の出町・檜原村の、「人の日常生活エリア」での目撃情報の多い場所で、週3日程度行う予定です。

クマを発見した場合には追いはらいを実施。市街地等に留まる場合には緊急銃猟を行うことも想定しています。

都の担当者は「見回りを行うことで、まず住民の皆さんの安心と安全につなげたい」と話しています。