議論が急加速しています。北海道電力泊原発3号機の再稼働をめぐり、鈴木知事は道議会で「再稼働は現実的な選択」と述べ、容認する考えを示しました。
道議会の開会1時間前。
堀内大輝キャスター(28日正午ごろ道議会前)
「道庁正門には再稼働に反対する多くの人たちが集まっています」
道庁の前では再稼働に反対するデモが開かれました。

脱原発をめざす女たちの会・北海道・山口たか理事長
「原子力というものは、相いれない人間の安全性と命と共存できない。放射能は」

議場の外でシュプレヒコールが響くなか中、道議会は粛々と開会しました。
鈴木直道知事(28日・道議会)
「原発の活用は、当面取りうる現実的な選択と考えているところ」

鈴木知事は泊原発が、新規制基準に適合していると認められたことや、道内の電気料金が全国的にも高い水準であり、再稼働後に値下げが見込まれることなどを踏まえ容認する考えを示しました。


立地4町村のひとつ岩内町も動きました。
岩内町 木村清彦町長(28日)
「やはり、地元に対する経済効果を期待しているひとつは多かった」

泊村、神恵内村、共和町はすでに再稼働に同意を表明していて、これで政府から同意を求められていた道と立地4町村が、再稼働に向けて足並みが揃ったことになります。

鈴木知事は、12月上旬にも泊原発を視察し、地元の町村長と意見交換したのち、正式に同意を判断するとみられています。















