お正月の風物詩の一つに「かるた」があります。
さまざまなかるたや関係する資料を集めた展示会が盛岡市で行われています。

この展示会は盛岡市の博物館に保管されているかるたや、盛岡市内のコレクターから寄贈されたかるたを集めて行われているものです。

会場である盛岡市中央公民館にはかるたの原型である花札や、百人一首かるた、いろはかるたなどのかるた66点が並んでいます。

会場には盛岡市の家庭で実際に遊ばれていたという木製の百人一首かるたや、盛岡市の中心商店街にある商店名が入った「盛岡市繁栄いろはかるた」など、珍しいかるたが並んでいます。

また、遊びながら歴史上の人物について学ぶことが出来る「精選日本史かるた」には盛岡市出身の平民宰相、原敬を読んだ札もあります。

子どもたちに人気の「ポップカルチャーを写すかるた」のコーナーには、ウルトラマンの怪獣が登場するものやスーパーカーを題材にしたもの、アニメのキャラクターを描いたものなどが登場し、進化しながら子供たちに遊ばれ続けてきたかるたの変遷を垣間見ることが出来ます。

盛岡市中央公民館の学芸主査、山本正哉さんは「かるたの歴史を知り、かるたの価値を再発見していただければ」と話していました。

この展示会は14日(日)まで盛岡市中央公民館で開かれています。