女性患者を死亡させたとして罪に問われている医師の裁判で、熊本地方裁判所は執行猶予付きの判決を言い渡しました。
熊本市の医師、下田幸嗣被告(68)は、2020年5月、腰痛を訴える女性に、麻酔薬を注射したところ、女性が尻に激しい痛みを訴えたため鎮静薬を投与するなどしました。
その後、容体が悪化したにもかかわらず、呼吸管理や救急要請をせず死亡させたとして、業務上過失致死の罪に問われています。
今日(11月28日)の判決で熊本地裁の中田幹人裁判長は、「医師として基本的かつ重要な注意を怠ったと言わざるを得ない」としたうえで、「遺族への賠償金の支払いが見込まれている」として、禁錮1年6か月 執行猶予3年の判決を言い渡しました。













