伊那市で2022年、女性を殺害して通帳などを奪ったとされる事件の裁判で、検察側は無期懲役を求刑しました。

強盗殺人などの罪に問われているのは伊那市西箕輪の橋爪亮太被告30歳です。


起訴状などによりますと、橋爪被告は2022年12月、近くに1人で住む当時85歳の女性から金品を奪う目的で首を絞めて殺害し、印鑑や通帳を奪ったなどとされています。


27日の公判で、検察側は、「就寝中の被害者を殺害し、通帳などを物色したことは強盗の目的が強く疑われる」などと指摘した上で、無期懲役を求刑しました。


これに対し、弁護側は「明確な殺意や計画性はなかった」と主張しました。