国税電子申告・納税システム=e-Tax(イータックス)を使用した広域多額詐欺事件で、高知県警は新たに北海道の介護職員の男を逮捕しました。
逮捕されたのは北海道の「士幌町(しほろちょう)立特別養護老人ホームほほえみ」の介護職員の35歳の男です。
県警によりますと、男は去年5月から6月までの間、共犯者と共謀のうえ、国税電子申告・納税システム=e-Taxを使用し、北海道の税務署に対して虚偽の内容を記載した所得税等申告書を提出し、還付金およそ99万円をだまし取った疑いが持たれています。
県警が一連のe-Taxを使用した詐欺事件について、証拠などを調べていたところ、男の犯行が浮上。
男は確定申告の名義人となっていたほか、還付金は男の名義の口座に振り込まれたということです。
県警は「捜査に支障をきたす可能性がある」として男の認否を明らかにしていません。
e-Taxを使用した詐欺事件ではこれまでに21人が逮捕されていて、被害額はおよそ2620万円にのぼっています。














