すい臓がんの早期発見の重要性を広く知ってもらおうと福岡県内の医療機関や企業が連携して新たな取り組みを始めました。

26日、福岡市中央区で「すい臓がん啓発プロジェクト」の発表会が開かれ、県内の医療機関や地元企業の関係者が出席しました。

「すい臓がん」は初期の段階では自覚症状が出にくく、がんの種類別の死者数はおととし、「胃がん」を抜いて3番目に多くなりました。

その一方で、腫瘍が1センチ以下で見つかれば、5年生存率は80%以上に向上することが分かっています。

発表会ではすい臓がんの現状や尿を用いた早期発見の技術について関係機関が情報を共有しました。

主催者は「福岡県を“がん早期発見日本一”の地域にするため啓発活動を続けていきたい」と話しています。